オフィスや工場などの製造現場の空調管理に欠かせないのが、業務用エアコンです。家庭用と異なりサイズも大きく、冷凍能力も大きいため高額ですが、きめ細かく風量や温度制御が可能な所が利点です。但し運転時間が長く、その分消耗も激しいため定期的にメンテナンスする必要がありますが、古いタイプだと冷媒が生産停止で補充出来ない場合は交換しなければいけません。業務用エアコンを交換する際の注意点は、まず機種選定から始めます。
既設のエアコンと同じ容量で良いならば問題ありませんが、パソコンや設備が増えたり、従業員も多くなったならば見直しの検討が必要です。この場合、専門の空調メーカーに依頼して機種を決めて貰った方が間違いがないです。実際に現場を確認し商品を選んで最終的に見積もる金額の提示まで無料で行ってくれます。その際既存の業務用エアコンの交換と廃棄も、同時に依頼することが大切です。
エアコンには冷媒のフロンが封入されており、フロン排出抑制法に基づき適切な処分が義務付けられています。従ってフロンを取り扱う資格をもった、経験豊富な空調業者に依頼して下さい。交換する時は、事務所や現場に人のいない休日か夜間にしたい場合は事前に伝えておきましょう。工事に障害となる机や製品などがあれば、前もって移動しておくと、スムーズに工事が行えます。
更に交換が終わった後の、アフターサービスやランニングコストも重要です。実際に運転して消費電力が減っているかなども検証する事を推奨します。